ハウスメーカーと工務店の違いとは? 注文住宅を建てる時、何を比較しますか?

ハウスメーカーと工務店の違いとは? 注文住宅を建てる時、何を比較しますか?

注文住宅を建てる会社を選ぶ場合の選択肢としてハウスメーカーか、工務店か、という選択で迷われる方が多いと思います。

一体、違いはどこにあるのでしょうか?

いくつかの比較項目をもとに、紐解いていこうと思います。
住宅会社選定の参考にして頂けますと幸いです。

また、ハウスメーカーの正式な定義がございませんので、ここでは、「自社で生産設備を持ち、全国規模で展開している会社」をハウスメーカーとし、それ以外は工務店とします。

住宅展示場にモデルハウスのある住宅会社のおおよそ半数は工務店となり実際、ハウスメーカーと呼ばれる住宅会社はごく少数となります。

住宅展示場に出展している住宅会社すべてがハウスメーカーではございませんので、ご理解ください。

価格面

一番リーズナブルなプランで比較してみても、圧倒的にハウスメーカーの価格が高いです。
おそらく35坪ぐらいの家を建てるとして、500万~1000万円ぐらいの価格差が出てくるでしょう。
これは、単にハウスメーカーが高いということではなく各住宅会社ごとに、建物に関するコンセプトがあり、ハウスメーカーの場合、特に高品質なものが標準のリーズナブルなプランにも適用されるので、割高になっているともいえます。
ですので、価格面は工務店が安く建てられるといえてしまうのですが、ただ、工務店の中でもローコストの住宅会社やハウスメーカーと同等の高品質な建物仕様を標準としている住宅会社もあるので、一概にハウスメーカーは高くて、工務店は高いという構図にはならないのが現状です。

住宅プランの自由度

ハウスメーカー、工務店というくくりで住宅プランの自由度が変わってくるわけではございません。
どちらかと言いますと、施工技術や保証に依存しているところが大部分を占めております。
例えば、長期の保証をするために、間取りや構造に制限をかけることや、過去に雨漏りなどの不具合が発生したことから、この建材を使った施工はしないなど、
各住宅会社によって、施工基準の違いによるよる住宅プランの自由度の違いは出てきます。

また、構造・工法によっても住宅プランの自由度に違いがございます。
それは、RC、鉄骨、木造の構造による違いや木造でも、在来工法、2×4工法、金物工法、SE工法によって自由度が変わってきたりしますので、そういう意味でも、ハウスメーカー、工務店による違いはないと言えます。

建物仕様

価格面の比較項目で述べている部分でもありますが、ハウスメーカー・工務店による違いというのはあまりありません。
各住宅会社ごとの建物コンセプトによる違いが割合を大きく占めますが、比較的、工務店のほうが予算とのバランス重視型の建物仕様で、ハウスメーカーは価格が高いけど高品質な建物仕様になっています。

施工品質と技術力

これもハウスメーカー、工務店の違いというよりも、現場監督の能力差が実のところ大きく施工品質を左右したりします。また、大工さん含めて職人さんの能力差も多少の影響はあります。

ですので、各住宅会社は職人さんの能力差を埋めれるような、精度の差が出ない構造や建材を取り入れたりしています。
その面では、自社工場で生産しているハウスメーカーの方が施工品質は高いといえると思います。
しかしながら、最終的に現場で組み立てるのは人の手です。
ハウスメーカーだから、優秀な現場監督が多くいるわけではなかったりもしますし、複雑な家を建てている住宅会社は現場監督含めて複雑な家を建てることを習熟していたりするので、価格が安いからといって、シンプルな家づくりをしている住宅会社に複雑な家を作らせたりすると、施工品質が落ちるといったことも考えられます。

まとめると、現場監督が適正な現場数を抱えて、管理している住宅会社が望ましいです。
オーバーワークになっていると適正な監督業務を行えず、職人さん任せで工事が進んでいってしまうからです。

また、現代のネット社会において、モラルのかけた住宅会社はすぐに淘汰されますし、会社規模によらず、手抜き工事のようなことは、おきずらい状況にあると言えるでしょう。

保証とアフターメンテナンス

これもハウスメーカー、工務店の違いというよりも、各住宅会社ごとのコンセプトによる違いが割合を大きく占めます。

アフターメンテナンスは一般的に10年目までが無償点検となっている会社が多かったりします。
比較的規模の大きな住宅会社は35年~60年間の保証を付けたりしています。

ですが、重要なのは保証年数の長さではなく保証内容だと思いますので、よく保証内容を見てみましょう。

よく見かけるのが10年目以降は有償のメンテナンスを受けることで保証を延長していけるという内容です。

建物を建ててくれた住宅会社に一貫してお願いできるので安心できるという方は、保証期間が長い方がおススメですが、その分メンテナンス費用は割高になるという覚悟はしておいた方がいいかと思います。

もしくは、品確法が定める最低の10年間の保証のみで、10年目以降はその時代の流れや情勢において、都度住宅会社を選定してメンテナンスを受けたり、別の保証会社で延長保証を受けるというのも1つの手段となります。

一概に保証期間が長いということが善ではないということもご認識ください。

以上を踏まえて、どのように感じましたでしょうか?
住宅会社の違いというのは、ハウスメーカーだからとか、工務店だからとかによる違いが少ないのがわかっていただけたかと思います。
最終的には予算のバランスをもとに、どこの住宅会社がマッチするのかということになりますし、住宅会社の担当によっても、その時に受ける営業体験が異なってきますし、住宅会社ごとに持ち合わせているセンスなどによっても選択肢が色々あります。

様々な検討事項がよくあるにも関わらず、家を買う・家を建てる経験は、人生において数少ない経験となり、どうしても情報格差が生まれてしまうので、LforMのような住宅プロデュース会社(第3者)を活用するのも1つの手段として捉えて頂くのもおススメです。

それでは、以上になります。

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